こんにちは。
もりたひろおです。
今までは「四季報で成長株を見つける」ということに
主眼をおいてやってきましたが、
今日は「衰退」を示す指標を考えていきたいと思います。
四季報は下げる銘柄を探すときにも使えます(悪い使い方)
でも、そういう株を買わないのは大事ですよね。
では早速見ていきましょう。
1.経営陣の交代
役員が変更になるということはとても経営にとって重要事項です。
某自動車会社は会長が変わっただけで大幅赤字に転落したり、
創業者から2代目に変更になると、
その知識を継承してないと経営にはダメージになるでしょう。
四季報では【役員】欄に変更がないかチェックをしていくといいです。
2.飽和状態
その企業のターゲットとなる市場が飽和状態になると厳しくなります。
衰退産業に伸びしろはないのと同じです。
【題目】欄に
・伸び悩み
・足踏み
・減退
・減少
などの文言が記載してある場合は要注意です。
3.CF欄から何で稼いでいるか?
【投資CF】にどれだけ投資をしているか?
ここが実は重要だったりします。
投資CFは設備投資をすればマイナスになります。
あとは【営業CF】がプラスで推移しているのも大事ですね。
一番怪しいのは
営業CFがマイナス
投資CFがプラス
という企業が一番危ないです。
本業で稼げてないので、有休設備を売却してしのいでいる可能性があります。
4.市場が競争激化してないか?
ライバルに強力企業がいるとそれだけ市場占有率が落ちます。
これは四季報というより経済をチェックと言ったところでしょうか?
5.法規制
実は隠れた問題の法規制。
今まで問題なかったことが明日から違法になる可能性もある。
ネットの世界ではよく起こります。
昔では消費者金融業界でよく起こりました。
事業規制ないし緩和は、市場の前提が変わるので政府方針はチェックです。
6.人件費や材料費の高騰
これもよく起こる問題です。
成長期をこえて成熟期に入ると、人件費や原価の高騰で
【営業利益率】が下がってきます。
【従業員給与】や【文章題目】に要注意。
7.売上利益率の低下
これは単純に【売上】が下がっていないか?
【純利益】や【純利益率】が下がってないか?
などを四季報で追っていきましょう。
一時的なダウンは経済要因もある可能性。
複数年で下がっている場合は、衰退に入っている可能性大です。
まとめ
ということで成長の反対シグナル衰退について見ていきました。
衰退企業には投資しようと思わないですよね。。
その企業から新しい芽吹きが見え始めたら、
またそのときは投資対象になると思います。
四季報を見ると、
企業の栄枯盛衰が感じられるので、ぜひ皆様手にとってみてみましょう!
四季報私は大好きです。
森田 洋生
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