初めに
こんにちは。
投資スクールをオンラインで展開している
有限会社福田屋萬兵衛の森田と申します。
ここでは株式トレードの2代有名分析
・ファンダメンタル分析
・テクニカル分析
のうち、
テクニカル分析について焦点を当てようと思います。
では早速やっていきましょう。
テクニカル分析とは?
ではテクニカル分析とはなにかを解説すると、
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テクニカル分析(テクニカルぶんせき、英: technical analysis)とは、主に株式・商品取引・為替等の取引市場で、将来の取引価格の変化を過去に発生した価格や出来高等の取引実績の時系列パターンから予想・分析しようとする手法である。 将来の取引価格の予想を需給、収益性評価およびそれらの背景となる経済情勢分析に基づいて行う手法であるファンダメンタル分析と相対する概念である。
判定ルールに多少なりともトレーダー自身の相場観や曖昧な視覚的判断を用いたものである場合、トレード手法としてはファンダメンタル分析と同じ裁量トレードに分類されるが、ルールを厳格化したりコンピュータ分析などを主体とするなどして、相場観や曖昧な視覚的判断を廃したルールを採用しているものについてはシステムトレードに分類される。
-wikipediaより
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となっております。
簡単にまとめると
「過去に起こった事象から優位性を見つける」
という分析ですね。
ファンダメンタル分析が「企業の業績」を用いて考えるのに対して、
テクニカル分析は「値動き」から考えていく手法になります。
テクニカル分析の手法とは?
テクニカル分析の手法といっても様々な方法がもちろんあります。
・移動平均線
・ローソク足の形状
・現象
・トレンドライン
・出来高
・MACD
・ストキャスティクス
・RSI
・一目均衡表
・エリオット波動 など
数えればきりがありません。
相場を14年ほどやっている私もまだまだ知らない手法があるくらいです。
各々の手法の勉強はまた別の機会にやるとして、
今回はその中でも一番簡単である
「移動平均線」を用いたテクニカル手法について考えていきたいと思います。
移動平均線とは
移動平均線の説明を行いますね。
テクニカルトレードの基本中の基本でもある移動平均線です。
ここでは主に
・5日の移動平均線
・25日の移動平均線
・75日の移動平均線
この3つを使っていきます。
まず移動平均線の求め方は単純です。
たとえば5日の移動平均線であれば
=(今日の終値+1日前の終値+2日前の終値+3日前の終値+4日前の終値)÷5
25日の移動平均線であれば
=(今日の終値+1日前の終値+・・・・・23日前の終値+24日前の終値)÷25
という感じです。
めっちゃ簡単ですよね。
この2つの線の特徴として、
・5日の移動平均線は短期的な値動き(敏感)
・25日の移動平均線は中期的な値動き(鈍感)
となります。
長期的な線であればより鈍感となりますね。
この2つの線を用いてテクニカルのスクリーニングを行っていきます。
移動平均線のクロスを用いる
先ほど説明した2本の移動平均線を使って考えていきます。
(赤が5日移動平均線・青が25日の移動平均線します)
25日の移動平均線を5日の移動平均線が上回った状態は
「鈍感な線を敏感な線が上抜けた」ということでこれから上昇基調になります。
(専門用語でゴールデンクロス=GCといいます)
逆に
25日の移動平均線を5日の移動平均線が下回った状態は
「鈍感な線を敏感な線が下抜けた」ということでこれから下落基調になります。
(専門用語でデットクロス=DCといいます)
この2つ(GCとDC)がテクニカル分析で検索可能です。
私もエントリーサインとしては一番使っているサインの一つですね。
有効性が高いので、実際にこちらをテクニカル分析スクリーニングしていきます。
移動平均線GCとDCのスクリーニング方法
では実際にSBI証券の画面を使ってスクリーニングを行っていきます。
まずはSBI証券ログインをしていただいて、
https://www.sbisec.co.jp/ETGate
国内株式→スクリーニングを押していきましょう。
スクリーニングの画面が出てきました。
ここでは
・東証1部のみ
・0から100万円までの範囲
で検索を行ってみたいと思います。
下のほうにスクロールしてみると
「短期ゴールデンクロス」(5日と25日のGC)
「中期ゴールデンクロス」(25日と75日のGC)
「短期デットクロス」(5日と25日のDC)
「中期デットクロス」(25日と75日のDC)
などが出てきます。
ここでは便宜上
「短期ゴールデンクロス」にチェックを入れて、検索実行を押してみます。
早速検索結果が出てきました。
2019年8月2日現在
34件短期ゴールデンクロスが出た銘柄として出てきました。
実際に一つ見ていきます。
一番上にある
1356「TOPIXベア2倍上場投信」を見ていきます。
クリックすると実際のチャートに飛びます。
チャートを見てみると5日と25日がしっかりゴールデンクロスになっていますね。
これでよければぜひウォッチリストに入れるなり、
ファンダメンタル分析を行うなどして、銘柄の分析をしっかり行いましょう。
おまけ
テクニカル分析とファンダメンタル分析は実は組み合わせることが可能です。
短期ゴールデンクロスを選択した後に、PERやPBRで業績を絞れば、
それだけ精度が上がります。
私が主に入れる指標としては
・PER
・PBR
・ROE
・配当利回り
などを入れていますね。
こちらはファンダメンタル分析のところで詳しく説明をしているので
そちらをぜひご参照ください。
参考↓
http://fukudaya-manbei.com/archives/1141
まとめ
テクニカル分析は移動平均だけでなく
・一目均衡表
・年初来高値&安値
・(SBI以外)MACD
・チャート形状検索
などもあり、証券会社によってさまざまな機能を提供しています。
ぜひ証券会社の無料の機能を使い倒して、
テクニカル分析を着実に行ってください!
今回はこのあたりで締めたいと思います。
よいトレード生活を!

森田 洋生

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