こんにちは。
もりたひろおです。
今日は四季報の中でも難しいCFについてまとめてみようと思います。
決算データでは4つの数字しか出てきませんが、
こちらを知っておくことでかなり会社の実態がわかるので、
一つづつ見ていきましょう。
営業キャッシュ・フロー
営業取引によるキャッシュの増減額を示す。
本業での儲けとも言える数字。
経常利益から法人税や減価償却などをプラスマイナスしていく。
(詳しくは下記図表参考)
これがプラスでないと、本業で儲かっていないと判断され、
投資対象としては厳しい。
投資キャッシュフロー
設備投資への支払いや関連会社への投資に対して、
資産や有価証券の売却額を差し引いた物。
有休資産の売却がない限りはマイナスになるのが通常
財務キャッシュ・フロー
資金繰りの状態を表す。
借入金や社債の増減に配当の支払いを引いたもの
※参考 決算書.comより(https://www.kessansho.com/general/study/03_01.html)
キャッシュフローからわかる会社の特徴は?
1.営業+ 投資− 財務−
絵に書いたような優良企業タイプ。成熟企業に多い。
2.営業+ 投資− 財務+
積極投資タイプ。今期は借り入れを多くした
3.営業+ 投資+ 財務−
財務を健全化に動いた期。有休設備の売却をした可能性大。
4.営業− 投資− 財務−
本業が今期うまく行ってない可能性。1期だけならまだ大丈夫
5.営業− 投資− 財務+
一発逆転をかけて、借り入れを行った。
6.営業− 投資+ 財務−
有休設備を売ってしのいだ可能性。かなりやばい。
7.営業− 投資+ 財務+
こちらも本業がうまく行かず、やりくりのために色々売ってる可能性。
まとめ
キャッシュフローをみるだけでかなりの大きなメリットを
感じていただければ幸いです。
PLとBSはごまかせても
最後でCFが合わなくなることで粉飾決算がバレる事が多いです。
私が学んだ先生は
「半沢直樹の伊勢志摩ホテルの粉飾は
CFみたらあんなに資料をひっくり返さなくても一発でわかるのに」
と演出をすべてダメにする発言をしてました笑
ぜひキャッシュフローのパッとした見方も考えておきましょう。
森田 洋生
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